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年齢によっても眠りが違う

赤ちゃんの眠りはたっぷりぐっすり型

赤ちゃんの睡眠の特徴は、眠りと目覚めに一定のリズムがなく、レム睡眠が全睡眠時間の半分を占めていることです。生まれたばかりの赤ちゃんは1日の65から70%(16から17時間)にあたる時間を眠って過ごします。目覚めるのは、3~4時間おきにお腹が空いたときと排泄のときだけです。

これは赤ちゃんの脳や神経系統がまだ十分発達していないためで、外から刺激を受けても、反応が鈍く、目覚めることが少ないのです。しかし、眠っている間にも成長ホルモンの働きで、めざましい発育を遂げています。睡眠中には寝返りが100回以上にも及び、新陳代謝も活発なので、発汗量は大人の2~3倍あります。

5、6歳で眠りと目覚めのリズムが整う

1歳前後になると、脳の覚醒機能が発達するため、午前中と午後に昼寝はするものの、夜にまとまって眠るリズムができ上がってきます。成長とともにレム睡眠は減少し、睡眠のリズムが整う5~6歳ではレム睡眠は20%になり、大人とほぼ同じになります。幼児期にはまだ昼寝をしますが、学童期にあたる10歳ごろには、徐々に成人と同じ1日1回の睡眠に切り替わっていきます。

高齢になると眠りが浅く夜中に目覚める

成人になると、さまざまな社会的な制約を受けて、夜の睡眠がいっそう短縮される傾向になりますが、眠りと目覚めのリズムは安定した状態が長い年月にわたって続きます。

しかし、定年を迎え、現役を退く60歳あたりから睡眠時間が短くなり、早寝早起きで眠りも浅くなります。夜中に何回も目覚めるようになり、なかなか熟睡感が得られません。

若い人の場合は、寝ついてまもなく深い眠りが訪れるのに対して、高齢者の場合は、約40分かかって、やっと第4段階の深い眠りに到達します。

また、高齢者は夜中に目覚める回数が多くなるのが原因で、睡眠不足になりがちです、昼寝などで不足を補っておくとよいでしょう。

適度な運動が健康と眠りをもたらす

高齢者の眠りは覚醒と睡眠の変化に乏しく、乳幼児の睡眠の形に似てくるのが特徴です。しかし、高齢者でもスポーツなどで体を動かしている人は、ぐっすりと眠れるという報告があります。適度な運動は熟睡をもたらします。



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