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レム睡眠とノンレム睡眠

初めにノンレム睡眠

私たちの睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠を相互に繰り返しています。寝床に入ってすぐに訪れるのがノンレム睡眠は体も脳もグッスリと眠っている状態で、この眠りは次第に深くなっていきます。

深くノンレム睡眠になった後は、再び眠りは浅くなり、1回目のノンレム睡眠のだいたい90分後にレム睡眠が現れます。レム睡眠は一晩で約4~5回、10~45分間隔で起こります。

レム睡眠は目玉が動くのが特徴

レム睡眠のときは体は弛緩していますが、脳にとっては浅い眠りの状態です。脳は深く眠ってはいませんが、体はリラックスしきっているので、起そうとしてもなかなか起きません。レム(REM)とはRapid Eye Movementの略で、目玉が素早く動くことが特徴です。また、呼吸が不規則になったりします。

こうしたことから、ノンレム睡眠は、「脳の眠り」といわれ、レム睡眠は「体の眠り」と考えられています。

異常な行動が現れるのもレム睡眠期

このほか、レム睡眠中は、筋肉が緩む、手や顔などの小さな筋肉がピクピク動く、寝返りを打つなどの体の変化が現れる。

人によっては歯ぎしりや夜尿、寝言など異常な行動が現れるのもレム睡眠のときに多いのです。

レム睡眠の間は、自律神経系に乱れが生じます。自律神経とは、心拍や体温など、自分の意思では制御することができない体の働きのことです。

レム睡眠中に、呼吸、循環器系が乱れる現象を「自律系の嵐」とよんでいます。

なお、睡眠中は尿の量が減少します。

レム睡眠は夢の製造工場

夢を良く見るのもこのレム睡眠のときです。レム睡眠は明け方ほど周期も長くなってきますから、夢も明け方に見ることが多いのです。

レム睡眠で目覚めると夢の中身は覚えていますが、覚めずに次の眠りに入ってしまうと、夢のことは跡形もなく、記憶から抹消されてしまいます。

ノンレム睡眠のときにも夢は見ますが、どちらかといえば夢というよりは思考に近いものであるのに対して、レム睡眠の夢は、はっきりした形とイメージを伴っているのが特徴です。

夢の長さはレム睡眠の長さと比例するので、年齢によりさまざまですが、青年では一晩で2時間近くは夢を見ていることになります。



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