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よく眠るための食事のとり方

食事時間にも気を配る

昼ごはんを食べた後、眠くなってきてしまって、ちょっと昼寝でもしたいなあなどと思うことはありませんか。これは、空腹というストレスが解消されたことと、午後1~3時にかけては、覚醒度が低下する日周リズムとが重なるためです。ですから、満腹になると、何となく眠くなってしまうものなのです。

では、不眠症の人が寝る前にたくさん食べれば眠れるかというと、そうでもありません。体は弛緩して眠ろうとしていても、胃腸は活発に動いているのですから、よけいに眠れなくなってしまうのです。不眠症ではない人でも寝る直前に食事をして、満腹のままで寝てしまうと、体は眠っていても、胃腸と脳は起きた状態になっていますから、ぐっすりとは眠れず、朝の目覚めも悪いのです。

逆に、床に入ったけれど、空腹で目がさえてしまって、また起き出して何か食べてから寝たという経験もありませんか。空腹というストレスによって、ストレスホルモンが脳ド垂体から分泌されるため、覚醒状態になってしまうのです。

眠りを誘いやすいいちばんよい食事時間は就寝の2~3時間前です。まだ少しだけ胃袋の中に食べ物が入っている状態です。

海外では、昼食にたっぷりと時闘をかけて充実した食事をし、夜はあっさりと抑えておくといった国もあります。しかし、日本では昔もいまも、やはり夕食がメーンになっています。

快眠を得るためには、できるだけ夕食の量を抑え、胃袋の中に食べ物が残りすぎないようにしておくのがポイントです。

冬の寒い季節は、体を温めることが安らかな眠りへ導いてくれますから、スープやうどんなど体が温まるものを少しだけとるようにします。

栄養を考えた食事で不眠症を撃退

栄養をバランスよくとることが、健康な体をつくるとともに安眠も約束してくれます。片寄った食小だけでは、活力やスタミナも衰えてしまいます。その結果、眠りも妨げられることになるのです。バランスのとれた食事をしていれば、まず問題ありませんが、栄養素の中には、安眠を促して
くれるものもありますから、紹介しておきましょう。

タンバク質

タンパク質に含まれるトリプトファンというアミノ酸は、セロトニンという物質をつくります。このセロトニンは、睡眠情報を伝える神経伝達物質で、安眠には大切な物質です。脳の中にセロトニンが不足すると、眠りが短くなつたりします。

よく眠るためにはトリプトファンを含むタンパク質をとることが大切になってきます。主な食品には、牛乳、チーズなどの乳製品、肉、魚、大豆
などがあります。

カルシウム

精神をおだやかにさせ、ストレスからくる不眠を防ぐ働きがあります。眠れないのは、目覚めるほうに働く交感神経をうまく抑えられないからで、カルシウムは交感神経の緊張を抑えるのに有効です。

牛乳などの乳製品、海草類、小魚類、大豆製品、豆類、胚芽などがカルシウムを多く含む食品です。

ビタミンD

カルシウムの吸収を高める働きがありますから、カルシウムといっしよにとると効果が現れます。

ビタミンDを多く介む食品には、イワシ、シラス干し、カツオ、マクロ、レバー、肝油などがあります。

ビタミンB群

ストレスがたまると、眠れない日々が続きます。ストレスを軽くする作用のあるパントテン酸がビタミンB群に含まれています。大麦、レバーなどに多く含まれています。

脂肪

脂肪が、ノンレム睡眠の形成に深くかかわっているという考え方もあります。バターよりも、植物性のマーガリンなどの脂肪をとるとよいでしょう。

不眠解消によく効く牛乳

不眠症の人の診察をしていると、9割の人が牛乳嫌いだったことがわかったという医者もいます。

タンパク質、カルシウムともに牛乳には多く含まれていて、安眠へと導いてくれる効果が大です。牛乳にはカゼインという物質が含まれていて、この物質も安眠を誘う作用があるとされています。毎日、夜食代わりにコップ1杯の牛乳を飲むと、ぐっすりと眠れるようになります。  



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