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ナイトキャップはほろ酔い程度に

ビールなら中びん1本が適量

寝る前にちょっと一杯―欧米では、ナイトキャップといって一般的な風習になっています。確かにアルコールには、大脳皮質の働きを低下させ、精神の緊張をほぐし、寝つきをよくする作用があります。

ただし、むやみにたくさん飲んでしまってはナイトキャップとはいえません。アルコールで血管が広がってきて、血液の循環がよくなり、手足が温かくなってくるくらいが適量です。

量は、ビールなら中びん1本、日本酒で1合、ウイスキーなら水割り1杯程度。ただし、ビールは水分が多く、夜中に利尿作用が働いて、途中で目覚めてしまうことがあるので、ほかの酒のほうがおすすめです。

この量以上飲むことは慎んでください。夜、寝る前に多量の酒を飲まなければ眠れない人は、肝臓病やアルコール依存症のほうが心配です。

また、あまり早い時間から飲んでしまうと、寝るまでに酔いが覚めてしまってあまり効果がありません。寝る30分前が目安といえるでしょう。

アルコールは眠りを誘う入眠効果はあるものの、眠りを持続させたり、熟睡させる効果はありません。したがって、たくさんの量を飲むと、途中でのどか渇いて目が覚めてしまいます。アルコールの力を借りて眠るのは、本来の睡眠とは災なるものです。アルコールの量が多いとレム睡眠が妨げられ、夢を見ることも少なくなります。また、アルコールは眠りをコントロールする脳細胞に作用して、眠りが浅くなってしまうことも確認されています。

コーヒーや紅茶は本当に眠れなくなる?

コーヒーや紅茶、煎茶などにはカフェインが入っていて、飲むと眠れなくなることはよく知られています。

コーヒー1杯分には約100~150ミリグラムのカフェインが入っています。このカフェインは脳を興奮させる覚醒作用があります。個人差はありますが、カフェインを250ミリグラム以上摂収すると寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまったりするといわれています。

カフェインの作用のピークは2~4時間後に訪れます。カフェインに敏感な人は、夕食後にコーヒーやお茶を飲むことは控えたほうがよいでしょう。

また、たばこも同様に、脳を刺激する覚醒作用があります。寝たばこは火災や健康などの心配があるばかりでなく、安眠も妨げる働きがあるので控えましょう。 



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