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ぐっすり眠れる寝室の広さと位置

多目的に利用される寝室

寝室は疲れた体と神経を体め、明日への活力をつくり出す場として、生活に欠かせないスペースです。また、ただ眠るだけの空間でなく、読書をしたり、音楽を楽しんだり、あるいは書斎代わりにと、多目的に使っているのが現実でしょう。

快適な睡眠を得るために、寝具と並んで寝室の環境づくりも重要なポイントになります。ここでは、安らぎのある寝室を構成するために必要なスペースと配置の間題についてお話ししましょう。

ひとりにつき4.5畳の広さが必要

私たちが安眠できるための寝室は最低どのくらいの広さがあればよいのでしょうか。

佐藤泰徳氏(近代住宅研究所)は「就寝中に必要な酸素の量から割り出すと、大人ひとりに最低4・95平方m(3畳)の広さが必要だが、快適な寝室環境の視点からいうと、これよりはもっと広いスペースを確保したい」と述べています。

それでは、実際にはどの程度の広さを確保すれば快適な寝室になるかというと、家具を置くスペースなども含めて、

和室の場合

個人の寝室では4 5~6畳、夫婦の寝室は8畳は必要です。その他に寝具を収納する押入れのために1.5~2畳分を加えたスペースを取りたいところです。

洋室の場合

ベッドのまわりにベッドメーキングのスペース、着替えのスペースなどが必要ですが、ひとりで使う場合は6畳あれば十分です。

夫婦の場合は、セミダブルペッドを2台並べてツインベッドにすると、最低で10畳分のスペースが必要です。

とくにベッドはふとんと違って移動ができないため、周囲を歩いたり、掃除ができるスペースを考慮に入れなければなりません。最低でも、ベッドの両端と足元側にそれぞれ50~65cmの余裕をもたせましょう。

寝室は上の階が望ましい

寝室はあくまで、プライベートな空間です。1階のように人の出入りがある場所よりも、静かな環境をつくりやすい2階に配置したほうがよいでしょう。できるだけ上の階に配置するのが理想的です。

また、プライバシーを守るために、夫婦の寝室と子ども部屋や高齢者の部屋はある程度離しておきたいものです。同じ階にある場合は、寝室でない他の部屋や廊下をはさむようにします。

これが無理な場合は、押入れでもかまいませんが、何かワンクッションおくとよいでしょう。

逆にプライバシーばかり優先して、夫婦の寝室を他の部屋から離しすぎるのも好ましくありません。子どもやお年寄りの様子がわからない場所では、災害や急病に対応できなくなります。

家族が互いを思いやって、安心して眠れる環境であること、その点に留意して、寝室をどこにするかプランニングしましょう。

寝室は常に清潔に保ちたい

方位

一般的には北側か、東側に配置するケースが多いのですが、日光などで室温が上昇しやすい南西側は、避けたほうが無難でしょう。

採光

寝室は主に夜使うものだけに、風通しがよければ、それほどこだわらなくてもよいでしょう。かえって日の出の早い夏などは光が入りすぎる部屋では熟睡できないこともあります。

通風

風がよく通らないと、カビくさくなったり、部屋もほこりっぽくなりがちです。閉めっきりにしないで、日中は窓を少しでも開けて、風を部屋の中に入れましょう。寝室はほこりがたまりやすい場所のトップにあげられています。安眠できる部屋は清潔な場所であることが第一条件です。掃除をきちんとして、常に快適な環境づくりを心がけてください。

寝室の快適さを考えた住居プランを

理想の寝室の条件をいくつか述ぺましたが、住宅メーカーの積水ハウスによる睡眠環境に関するアンケート調査でも、寝室の広さに対する不満がベッドやふとんに対する不満を上回っています。

家づくりの最後の課題といわれる寝室。なかなか理想的な寝室を確保できない家庭が多いのが現状ですが、新築や改築、転居などの場合には、快適な寝室づくりを念頭に置いた住居プランを立てる必要があるでしょう。 



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