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シルバーエイジのための健康で安全な寝具

眠りの特徴を知って安眠に導く寝具を選ぶ

高齢者の睡眠が浅くなり、夜中に目覚めたり、なかなか熟睡感が得られないのが特徴です。こうした高齢者にとって、寝具は眠りを左右する
ものだけに、おろそかにはできません。高齢者がより深い眠りを得るための寝具選びのポイントを考えてみましょう。

掛ふとんは軽いほうが健康によい 重い寝具は体を圧迫し、疲労が取れない原因にもなります。9kgくらいある重い掛ふとんは、半分の重さ(4.5kグラム)の掛ふとんに比べ、血圧が大幅に上昇するという報告もあります。高血圧の高齢者ばかりでなく、掛ふとんは軽いほうがはるかに健康によいというわけです。

また、軽ければ上げ下ろしや持ち運びが楽ですし、取り扱いやすいということは高齢者にとって欠かせない条件です。

寒がりの人には保温性のある寝具を

「老人は寒がり」といいますが、これは年齢とともに代謝量が小さく発熱量が少なくなるためです。一般に高齢者の体温は若い人に比べて、0.2
~0.3度くらい低いのです。ですから当然、寝具には保温性が必要になります。とくに足腰が冷えて眠れないと訴える高齢者が多く、それを解消するために温熱治療効果があるといわれる商品が多数開発されています。

しかし、どれが効果があるかというのは個人差もあり、なかなか実証はむずかしいものです。匪話する側か健康と安全に注意して、確かな目で選んであげる必要があります。

タバコを吸う人は綿ふとんに要注意

ふとんを使用するとき、最も気をつけなければならないのは、タバコの火です。とくにこわいのは、綿ふとんの中で寝たばこをしていて、火を落
としてしまったときです。わたに火がつくと、わたの中でじわじわと燃えていくので、消したと思っていても、まだ火がついていたということが あります。

その点、羊毛ふとんは火をつけるとキュッと縮んで燃えにくい特徴があります。合成繊維も最近は難燃加工の製品が多く出てきています。

防炎寝具とは防炎素材を使ったものや防炎加工、難燃加工の施された素材を使用した寝具です。日本防炎協会の認定を受けた商品には防炎
製品ラペルがついているので、こういった寝具を選ぶことも大切です。万一に備えて、防炎製品で身を守ることも、高齢者には必要です。

2025年には高齢化がピークに達して、65歳以上の人が全人日の22パーセント以上を占めると予測されます。ひと口に高齢者といっても、元気 で若い人顔負けの行動力を示す人もいます。その一方、高血圧や心臓病など、健康に障害のある人も多く、そういう人にとっては、睡眠は体調を維持するために大切なものです。

寝具も含めた睡眠環境を整えることが、健康で長生きするための大切な要素でもあります。



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